「在宅医療が必要な方」
思い当たるところがあれば、当院、ケアマネ、相談員にご相談ください。
●通院に付き添いが必要
●薬の飲み忘れが増えた
●物忘れが多い
●病気や介護の相談がしたい
●往診を受けたい
●介護保険を申請したい
●自宅で予防接種や検査を受けたい
●家族と一緒にいたい
総合診療医の重要性について
総合診療医の重要性は、従来の「専門科の一分野」という枠を超え、医療全体を支える基盤的機能として再定義されつつある。その本質は、臓器横断的に患者を捉え、複雑な病態や生活背景を統合しながら最適解を導く「統合知(integrative competence)」にある。この観点に立てば、病院総合医、在宅医、救急医療に携わる医師も、ともに総合診療医の重要な一形態である。
在宅医は、多疾患併存(multimorbidity)、ポリファーマシー、フレイル、認知症といった高齢者特有の複雑性に対し、生活環境を含めた全人的医療を実践する存在である。加えて、ACP(advance care planning)やエンドオブライフケア、家族支援、多職種連携の中核を担い、「治す医療」から「支える医療」への転換を体現している。この意味で在宅医は、最も完成度の高い総合診療の実践者の一つと言える。
一方、救急医は、未分化な症状(undifferentiated complaints)に対して迅速に評価・判断し、重症度判定(triage)と初期対応を行う役割を担う。限られた情報の中で生命に直結する意思決定を行う能力は、総合診療における「初期対応能力」の極致であり、急性期における総合診療医と位置づけることができる。また、近年は救急外来においても高齢患者の複雑な背景を踏まえた対応が求められており、単なる急性期対応にとどまらない総合性が求められている。
このように、在宅医療と救急医療は一見対極にあるようでいて、「全体を診る」「状況を統合する」という点で共通しており、いずれも総合診療の本質を体現している。すなわち、総合診療医とは特定の診療科ではなく、「医療のフェーズ(急性期・慢性期・終末期)を横断して機能する思考様式」であると捉えるべきである。
この視点は、医師のキャリアのあり方にも大きな示唆を与える。これまでのキャリアは、特定臓器や手技の専門性を深める「深化型」が主流であったが、今後はそれに加えて、多様な領域を横断し統合する「統合型キャリア」が求められる。特にシニア医師においては、手技的優位性では若手に劣る可能性がある一方で、臨床経験に基づく判断力、全体最適を考える力、チームを導く力といった統合的能力において優位性を持つ。この強みを活かし、在宅医療、病院総合医、地域連携、教育・マネジメントへと役割を広げることが、持続可能なキャリア形成につながる。
今後の医療において問われるのは、「どの専門を持つか」ではなく、「どのように医療全体を支えられるか」である。在宅医も救急医も、その本質において総合診療医であり、医療の異なる局面を支える存在である。医師のキャリアは、単一の専門に閉じるものではなく、総合診療という軸を中心に、急性期・慢性期・終末期を往還しながら進化していくものへと再構築されるべき時代に入っている。
お気軽にお電話、ホームページからのお問い合わせをお願いします
【求人情報(常勤・非常勤)】
在宅医療を見学してみませんか。
現場には教科書だけでは得られない多くの学びがあり、実際の診療の中にこそ答えがあります。当院ではベテラン職員が同行し、在宅医療の基本から丁寧に指導いたします。まずは病状が安定している患者様の診療から経験していただき、在宅医療の流れや多職種連携、患者様やご家族との関わり方を学んでいただきます。ビギナーからベテランまで、それぞれの経験や希望に応じた柔軟な働き方が可能です。
限られた募集枠ですので、ホームページより早めの連絡を頂戴できると採用に繋がることが多くなっております。
医師は常勤・非常勤いずれも募集しており、週0.5日~4.5日まで柔軟に勤務することができます。ライフスタイルやキャリアプランに合わせて働くことが可能です。また、相談員(社会福祉士、退院支援看護師など有資格者歓迎)および看護師(診療補助業務)も募集しています。在宅医療は医師だけでなく、多職種が連携しながら患者様の生活を支える医療です。チームとして地域医療に取り組む仲間を求めています。
私たちは医療法人忠恕という法人名が示す通り、「忠恕(思いやり)」の理念を大切にしています。患者様やご家族、地域のために何ができるのかを常に考え、献身的な貢献に情熱を持って取り組む仲間を募集しています。就職とは出逢いと機会がなければ成り立ちません。そしてチャンスは自ら掴むものでもあります。「縁は求めざるには生ぜず」という言葉のように、人との出会いから新しい道が開けていくと私たちは考えています。
当院では在宅医療をより安全かつ効率的に行うため、DX化も積極的に推進しています。iPadおよびiPhoneを貸与し、電子カルテ(HOMIS)、訪問スケジュール管理システム(CrossLog)、情報共有ツール(Chatwork)、クラウド共有(Dropbox)などを活用してチーム全体で情報を共有しています。FAX受信データのPDF管理やクラウドでの資料共有なども整備しており、効率的で働きやすい診療環境を整えています。訪問車両にはハイブリッド車を採用し、ハンドルヒーターやサーキュレーターなど、訪問診療に配慮した設備を整えています。
私たちの使命は「在宅医療の文化をつくること」です。在宅医療は単に臓器の病気を治療する医療ではありません。患者様の生活や人生そのものを支える医療であり、身体だけでなく生活環境や社会的背景にも目を向ける必要があります。医療者として患者様の人生に寄り添いながら関わることは、自分自身の人間力を磨き、医療者としての器を大きくする経験でもあります。スタッフが同じ目標に向かって努力する姿は美しく、互いに支え合いながら歩むことは自らの人生をも豊かにする取り組みでもあります。
これまで医療は救命と延命を大きな目標として発展してきました。しかし、どれほど優れた医療技術があっても、人を不老長寿にすることはできません。切除や縫合、薬物治療によっても完治できない病気は数多く存在します。そのような中で医療に求められる役割は、患者様が生きる喜びを見出し、適切な医療によって生活の質を保ちながら人生を全うできるよう支えることです。在宅医療では生活環境を整え、身体の清潔を保ち、適切な栄養を確保し、人との交流を再構築することも重要な医療の一部となります。
私たちは、地域の中で患者様と共に人生を歩む医療を実践しています。共に意義ある医療を実践し、在宅医療の未来を築いていく仲間を心よりお待ちしています。
【募集職種】
1.医師(常勤・定期非常勤)
入院や外来だけでは支えきれない患者さんを診る訪問診療は、入院を防ぎながら生活を支え、生きがいを見いだすことにもつながる新しい医療の仕組みです。当院では研修医からベテラン医師まで幅広く受け入れています。大学病院で内科部長を務め、さらに経営管理学を履修した院長が在籍する在宅診療所は多くなく、臨床だけでなく医療経営や地域医療の視点も学べる環境です。学術活動にも力を入れています。
※交通費補助あり(ガソリン代・高速料金など応相談)/最寄りに蓮田スマートICあり
※スポットアルバイト可:時間外・週末オンコール(自宅・ホテル待機可、往診インセンティブあり、交通費・宿泊費補助あり)
2.看護師(常勤・非常勤)
看護師の活躍の場は病棟や外来だけではありません。在宅医療の現場では、訪問看護ステーションだけでなく在宅診療所で活躍する看護師も増えています。医師の処置介助、採血、点滴、みなし訪問看護など、看護師資格を活かせる業務が多くあります。地域で生活する患者さんを医療チームとして支える、やりがいのある仕事です。
※時間外電話対応(当番制)あり/夜勤出動なし
3.薬剤師・リハビリ(PT・OT・ST)・相談員・医事・総務・事務・ドライバー(常勤・非常勤)
人のために役に立ちたいという思いを持つ方との出会いを求めています。社会福祉士や看護師など、在宅医療に関わる資格を活かすことも可能です。また、カルテ立ち上げ、スケジュール調整、タイピングなど、意欲と興味を持って取り組んでいただける方には厚遇いたします。地域医療を支えるチームの一員として、共に働く仲間を募集しています。


●月・火・水・金/9:00~18:00、土/9:00~12:00
●木・土 午後・日・祝日/休診
(予約外来は、電話048-792-0772までお問い合わせください。)