1. HOME
  2. イベント・セミナー・TOPICS
  3. 医師会で在宅医療の発表

イベント・セミナー・TOPICS

news
医師会で在宅医療の発表
在宅医療の文化を作るために、根気良く発信していきます

第22回 春日部市医師会医学集談会

演題:悩み多き在宅医
演者:春日部在宅診療所ウエルネス
    笹岡 大史

抄録:
現在、世界に誇る長寿大国となった日本において、医療環境も刻々と変化してきている。経済学者のP.F.ドラッカーは、年齢別人口動態ほどリードタイムの明らかな指標はないと言われている。経済活動が高齢化とともに変化してきているように、これから迎える超高齢社会に備えて医療も変化していく必要がある。
現在の現役医師が引退を迎える頃には、さらに高齢化が進み「治す医療」から、病気や老化に寄り添い生きることを「支える医療」の需要が高まる。多くの医療者は自ら大病を患う毎に、治療する立場の3人称の医療から、家族の病気を経験し2人称となり、患者としての1人称としての医療を考えるようになる。
在宅診療所を開設した私も長く病院で急性期医療を経験してきたが、入退院を繰り返す高齢者に対する急性期医療の無力さを経験してきた。日本一医師数の少ない埼玉県が、日本一早い高齢化スピードを迎えるには、生活を支える在宅医療が必要であることを患者さん達から教わっている。

<<< イベント・セミナー・TOPICS一覧