1. HOME
  2. お知らせ一覧

NEWS 診療所からのお知らせ一覧

2022/03/27
【生まれてから旅立ちまでの物語】

生と死を考えさせられる記事でした
生死を深く考えることは生きるために大切なことではないでしょうか

>>>
患者固有の「ものがたり」を大切にする医療のかたち──ナラティブホーム・佐藤伸彦さんの軌跡と想い
https://www.hcd-hub.jp/magazine/3906
「よかったですね」
私は、退院する誰にでも言うように、そう声をかけた。
「あ・ん・ま・り」
と彼女が言った。「ありがとうございました」という言葉を期待していた私は一瞬、何を言われたのかすぐには理解することができなかった。そして「あんまり」という言葉を何度も反芻していた。それが、二人を見た最後であった。
(佐藤伸彦『ナラティブホームの物語』p5)
何とも言えない違和感を覚えながらも、日々の忙しさの中で忘れかけていたある日、警察から電話がありました。彼女がマンションの自室でネクタイを使って夫を絞殺し、自身も飛び降りて自殺をしたとのことです。「先生はあんなにがんばって一人の人を助けたけど、結局最後には二人の人が亡くなったことになるね」。先輩医師の言葉が、佐藤さんにはこたえました。
「とにかく、もう、病院という箱物の中で医療するのがきつくなってきました。在宅でも病院でもない、あたらしい第三のアパートのようなところで、必要な医療と介護を受けて暮らしていけるようなものが、つくりたいです。高齢者の生き方に寄り添うような、医療がしたい」
(佐藤伸彦『ナラティブホームの物語』p144)

現代社会で隠されているのは、死ではなく「生」──ナラティブホーム・佐藤伸彦さんの死生観
https://www.hcd-hub.jp/magazine/3974

── 他方、現代社会では、日々の暮らしから死が覆い隠されている印象を受けます。
ナラティブホームのビジョンの一つに「生活の中に人の死を戻そう」というものがあります。もちろん、病院で死ぬほうが安心だという方もいらっしゃいますし、それは尊重すべきです。でも、生活の中で死んでゆく良さもある。ですから私たちは、日々の暮らしの匂いや音、風景や音楽の中に、死を戻してあげようという取り組みをしているんです。

2022/03/22
【卒業式】

東京大学の卒業生が1年間当院で診療をされ無事に卒業されました

「生活あっての医療の大切さを学びました。」とのご感想を頂き、当院での経験がこれからの人生に役立てることを願ってやまない

 私たちは次世代のために茨の道を切り開くことを厭わずに歩みます

2022/03/21
日本医事新報

【日本医事新報】

在宅医療に特化したスケジュール管理ソフトで効率的な訪問診療を提供[クリニックアップグレード計画 〈システム編〉(29)

超高齢社会の到来に加え、コロナ禍の影響で在宅医療のニーズはますます高まっている。社会的な重要性が増す一方で在宅医療は移動が多く、医療機関にとっては効率的に訪問診療を行う体制の構築が課題となっている。連載第29回は、在宅医療に特化したスケジュール管理ソフトを活用することで、事務作業の手間を大幅に削減し、無駄のないルートで効率的な訪問診療を実践している在宅療養支援診療所の事例を紹介する。

 

春日部在宅診療所ウエルネスは、在宅療養支援診療所として埼玉県春日部市を中心に幅広く訪問診療・在宅医療を提供している。院長の笹岡大史さんは北里大医学部を卒業後、循環器専門医として急性期医療に長年従事し、同大病院の循環器部長を務めた。大学病院で昼夜問わず救急に運ばれてくる循環器疾患の患者に対し心臓カテーテルやペースメーカー植込み術など高度な救命処置を行う日々の中で、高齢社会に求められる医療のあり方を考えるようになったという。

大学病院の循環器部長として勤務しながら、慶應大の田中滋教授のもとで介護や医療制度について学び、知り合いの医師から誘いを受けたことをきっかけに大学病院を辞め、介護老人保健施設の施設長に就任した。その後は精神科病院の認知症病棟に内科医として勤務。看取りや認知症治療、在宅医療などの重要性を実感し、患者の思いを大切にした終末期医療を提供する場として2018年に同院を開業した。医療法人名の「忠恕(ちゅうじょ)」を理念に掲げ、孔子の教えをもとに誠実で思いやりのある医療を地域に提供している。

2022/02/26
【寄附】

私たちの医療法人忠恕からドナルド・マクドナルド・ハウスに寄附をさせていただき、感謝の樹にプレートが設置されました。

ここは、お家から遠く離れた病院に入院しているお子さんとご家族のための第二のわが家。
お子さんの治療に付き添うご家族のための滞在施設です。

世界のドナルド・マクドナルド・ハウス

1974年、それはフィラデルフィアから始まりました。
フィラデルフィアでアメリカンフットボール選手として活躍していたフレッド・ヒルの3歳の愛娘が白血病にかかり、入院することになりました。 娘の入院中、彼がそこで目の当たりにしたものは、狭い病室で子どもの傍らに折り重なるようにして寝ている母親、やむなく病院の自動販売機で食事を済ませる家族の姿でした。 彼もまた入院先の病院が自宅から遠く離れていたため、精神的にも、そして経済的にも苦痛を感じていました。 そこで彼は、病院の近くに家族が少しでも安らげる滞在施設ができないものかと考え、病院の近くにあるマクドナルドの店舗のオーナーや病院の医師、フットボールチームの仲間の協力を得て募金活動が進められました。
そして、彼らの切実な願いを多くの人たちが分かち合い、1974年フィラデルフィア新聞社が提供してくれた家屋を改造し、世界初の『ドナルド・マクドナルド・ハウス』が誕生しました。2021年9月現在、45の国と地域に377ヵ所開設されています。

2022/01/09
【寄稿】

自費リハビリテーションに果敢にチャレンジされている様子を拝見し寄稿させていただきました

 
越谷市南越谷
一般社団法人 新緑会
〒343-0845
埼玉県越谷市南越谷3丁目9-7 ドリームハイツ1階